以前に人は無力感をも学習してしまう「学習性無力感」のお話をしましたが、そもそも人の能力ってどのぐらいあるのでしょうか?
人間の能力の差を図るのには何が判断基準になるのでしょうか?
脳の大きさ? いいえ、大きさは大体決まっていて、男性で平均1.42キログラム、女性で平均1.38キログラムだと言われています。
脳のしわの数? いいえ、しわの数も大体一緒で(表面積を広くするためにしわが作られているらしい)広げると新聞紙を広げた面と大体一緒ぐらいだと言われています。
実は、「神経細胞のつながり具合」が重要なのです。
神経組織に『ニューロン』と言う神経細胞がありますが、これの繋がりが多いほど能力が高いと言えそうなのです。
1つのニューロンからひげが伸びて別のニューロンにつながるのですが、1つのニューロンからいったい何本のひげが伸びていると思いますか?
5本? 100本? 10,000本? ・・・。
色々な説がありますが、400~1,000本と言われています。
ここでは間を取って700本としましょう。
では、こっちのニューロンから700本、あっちのニューロンから700本、とすると700×700で490,000回線作れるわけですよね、ではそのニューロンが脳の中にいったい何個あるのでしょうか?
これも諸説ありますが、約40億以上あると言われていたりします。
と言う事は、700×700×4,000,000,000=??? となります。
これは数学上いくつになるかは計算して出していただくと良いのですが、心理学的に(疇地式に)どの様にいうかと言うと、『ものすごくたくさん』です。
無限にある、と言っても良いかもしれませんね。
それなのに、人はみんな「限界」があると思い込んでいます。
そう、その限界と思っているものは自分で創り上げた幻想にすぎないと言う事です。
例えば、「木へん」の付く漢字を思いつくだけ紙に書いてみましょう。(椿・格・机など)
制限時間は2分です、よーい、はい!
さぁいくつ書けましたか?
それを持って誰かに木へんの付く漢字を聞いてみてください、自分では思いつかなかった漢字がたくさんありますよね。しかし、言われると「そうだった!」なんて言って思い出すんです。
知っているのに限界だと感じてしまう・・・。
その限界は自分で設定してしまっているんですよ。
続く・・・。
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